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私の少年20話ネタバレ感想

私の少年の漫画最新話と最終回まで、最新刊ネタバレと感想、あらすじ、画像、結末、漫画を無料で読める方法を紹介。

 

成長した少年の声を聞き、東京に会いに行くと答えた聡子。

周りから奇異の目でしか見られない関係を断ち切るためだったが、あのプールの時と同じように、でも少し大人に近づいた真修の姿を改めて見て、東京に戻ることを決意したのだった。

 

20話

聡子が東京に帰ってくると考えるだけで、顔がニヤけた。

 

勉強に集中しないと意味がない塾の時間でもそれは変わらず、講師がテストの答え合わせをしているのをちゃんと耳に入れながらも、期待に胸が膨らむ。

 

 

マフラーを返した寒い日の夜は、結局、一言くらいしか話せずに彼女はすぐ仕事に戻っていた。

 

いつ東京に戻ってくるのかを聞きたいが、そこまで踏み込んでみてもいいのか分からない。

 

そうして集中していなかったせいで、間違っている答えに○を付けてしまった。

 

 

帰り際、講師に社会以外の点数がかなり落ち込んでいるのを指摘され、中学生としての自分の立場を思い知らされた。

 

 

確かに、社会だけは十分にいい点数を取れていて、他の教科との落差が凄かった。

それはきっと、聡子に社会が得意なのを驚かれたからで、その時から、社会の内容だけは自然と頭に入るようになったからだった。

 

 

その時、頬を指先で突かれた

 

それを今されたら、きっと想像できないくらいに真っ赤になってしまう。

 

そして、頬を触って来た理由を知りたいと思った。

 

 

 

事あるごとに聡子の顔が浮かび、早く会いたいと思う。

 

いつ東京に戻ってくるのか訊くのは我慢して、塾の数学であまりいい点が取れないことを打ち明け、彼女がしていた勉強法を聞く作戦でメッセージを送ってみた

 

すると、「ニガガク」とう参考書で勉強していたと教えてくれた。

 

今の自分と同じ年頃の時の彼女を知れただけでも、それは何とも言えない感情を生んだ。

 

 

すぐに近くの書店に行って訊いてみると、出版社が変わって黄色いデザインが青に変わっているのなら取り寄せできると言われた。

 

ただ新宿本店には在庫があるらしいので、取りあえず青に変わった理由を気にしながら新宿まで足を伸ばしてみた。

 

 

人ごみの中には、黄色から青に変わっていく派手なグラデーションの髪色をした女性がいた。

 

 

巡らせていた考えを象徴するような人が見つかった偶然は途切れず、その黄色から青の人と一緒にいたのが聡子だった。

 

なぜ東京にいるのか考えるより早く、名前を呼んでいた。

著者名:高野ひと深 引用元:ヤングマガジン2018年30号

 

 

呼び止めてからいろいろな疑問が浮かんでくる。

 

 

横の派手な女性は一体誰なのか?

 

そう考えた瞬間、その人が聡子とは正反対のテンションで勢いよく先に疑問をぶつけてきた。

 

真修は圧倒されながら、黄色と青のコントラストを眺めた。

 

 

 

暴走する妹を止めた聡子は、真修を紹介し、妹は妹の真友子だと自己紹介した。

 

 

妹がいたことも知らなかったし、東京に戻っているのも知らなかった。

 

少しないがしろにされたような気分を零すと、今は、住むための部屋探しに来ているだけだと教えてくれた。

 

 

でも、目的があって忙しいとしても、東京に来るなら連絡して欲しいと思うほど、特別に思っていて欲しいのと、相手の事情を慮るせめぎ合いがあった。

 

 

すると真友子が、聡子に構わず真修に3人でご飯に行こうと誘い出した。

 

 

思わぬ助け舟で、家でご飯を作って待っている祖母のことを考えた。

 

だから、ご飯は食べないけど行きたいと正直に伝え、真友子のツボにハマった。

 

でも、いざ店までついて行くと、今度は聡子の顔色が青く見えて心配になってきた。

 

 

真友子に訊かれるまま、聡子は自分たちが出会った経緯を饒舌に話し始めたが、姉がまた酒の勢いでいたいけな少年に声までかけたのだと知り、眉を顰めた。

 

 

ただサッカーの練習をするだけの関係

そこは、二人とも強調しておいた。

 

 

真友子は姉が零した話を色々思い出しながら、この可愛いイケメン少年がどの人物に当てはまるのか確かめるため、兄がいるか訊ね、弟しかいないのを聞き出した。

 

聡子は妹にあれこれ嗅ぎ取って欲しくなく、真修が新宿にいた理由を訊ね、用事があるなら引き止めるのも悪いと言える方向に持っていこうとした。

 

そして、参考書の話題が始まった。

 

ニガガクと聞いた真友子は、それで姉の机に古い参考書が引っ張り出されていた理由に合点がいく。

 

 

それは、もし使えそうなら真修にあげようと思って押入れの奥から引っ張り出したものだった。

 

 

妹の真友子も推薦する参考書でノスタルジーに浸る姉妹だったが、今それを必要としている少年のハキハキした返事に微笑む姉を見て、妹も微笑んだ。

 

 

その時、聡子のスマホに不動産屋から電話がかかってきた。

 

今日申し込んだ部屋を他の人と争っている状態の聡子は、仕方なく席を外して電話に出た。

 

 

 

真修は妹と話している時の聡子の一面を見れて嬉しかったが、二人きりになったこの時に、真友子はまくらが一体何を示すのか、色々と探って確かめようとした。

 

 

懐かしい名前を聞いた真修は、まくらは多分、小学校で飼っていたうさぎのことかも知れないと思い、深く考えずに話した。

 

それで真友子は、この少年がまくらなのだと気づいた。

 

 

 

真友子が何をどう解釈したのか分からず戸惑う真修は、姉を好きかと訊かれ、そういう話題が好きではなかった彼は意固地になって否定した。

 

 

あまり変なことは言わないよう、サッカーを教えてくれた人とだけ答える。

 

ただ教えてくれて、試合も観に来てくれて、一生懸命した応援に、頭を撫でて褒めてくれた

 

 

詳しく話したくはなかったが、グイグイと突っ込んでくる真友子の勢いに飲まれ、話すことになってしまう。

 

 

サッカーを始めたきかっけは、テレビで観た天才サッカー少年だった。

 

すぐクラブに入り、でも下手くそでレギュラーになれず、聡子に教えてもらうようになってどんどんサッカーが好きになっていった。

 

でも、中学進学を機に、サッカーを辞めた。

 

でも、辞めたこと事態はそこまで大きな出来事ではなかった。

 

 

どうしてもサッカーがやりたかったんじゃなく、両親に頭を撫でられて褒められている天才少年が、ただ羨ましかったんだと気づいた。

 

親の代わりにその願いを叶えてくれたのが、偶然出会った聡子だった。

 

 

 

少年から大人に変わろうとしている彼の自然な笑顔を見た真友子は、姉を真似して頭を撫でてあげた。

 

当然彼が戸惑うのは分かっていて、彼が気づいていないのか、隠そうとしているだけなのか、姉を特別に思っている感情があることを突きつけた。

 

 

 

部屋探しの競争に敗れ、意気消沈して戻って来た聡子。

 

 

真修はもう否定することなく黙って真友子の指摘を飲み込み、聡子のニガガクが欲しいと頼んだ。

 

次、東京に来た時に持ってくると言ってくれたので、今度こそ、東京で待つ身として、迎えに行くから連絡して欲しいとも頼んだ。

著者名:高野ひと深 引用元:ヤングマガジン2018年30号

 

 

約20歳差の青春の1ページの目撃者になった真友子は、心からの控えめな悲鳴をあげた。

 

 

 

よく事態が飲み込めない聡子と、ほくほくとしている真修。

 

 

店を出て姉妹だけになっても余韻が残っていた真友子は二人の行く末を最後まで見守りたくなり、姉と一緒に東京に住むことに決めたのだった。

 

 

感想

私の少年20話でした。

名前は姉が聡子ですが、妹の方が色々と聡いようですね。

参考書と妹が突き動かす出会いは、偶然で終わるのか、運命と呼びたくなるまで発展するのか、惚れた腫れたに聡子がどこまで身を委ねるかが鍵になりそうです。

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