19話

零は頭を抱えて蹲った。

 

しかし、なかなか破壊神が踏み潰してこず、おそるおそる目を開けてみる。

 

地響きを立てて大きな足音が近づいてきたと思うと、破壊神と同じくらいに巨大化したちほが現れ、いきなり破壊神を殴り飛ばした

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年19号

 

 

彼はただただ驚き、開いた口が塞がらない。

 

しかし、彼女が助けに来てくれて助かったとは思えず、破壊の限りを尽くそうとする破壊神と戦ってなど欲しくなく、逃げて!と叫ぶ。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年19号

 

 

殴り飛ばした勢いでマウントポジションを取ったちほは、引っかき合い掴み合いのヒステリックな女性の戦い方など見せず、喧嘩慣れしているかのように左右の拳を間髪入れずに叩き込みまくる

 

両親がぼーっと巨大女の戦いに目を離せないでいる横で、彼はちほの名を叫び、逃げて欲しい気持ちを言葉にならない言葉で放つ。

 

ちほの連打は止まらず、いつの間にか破壊神は鼻から血らしき体液を吹き出していた。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年19号

 

 

しかし、ゆっくりとマウントポジションを盛り返し、少しずつ体を起こしていく。

 

そしてちほが大振りの右フックを打った直後に右ストレートでやり返し、ちほは一発で吹き飛ばされてしまった

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年19号

 

 

 

彼が叫ぶ目の前で背中から倒れたちほは、土煙を巻き上げた。

 

立ち上がった破壊神は手にエネルギーボールを作り出し、ちほに近づいていく。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年19号

 

 

強烈な一発を食らったちほはクラクラする頭に手をやりながら、どうにか立ち上がる。

 

戦いを見守っていた人々は、目の前にぶら下がる巨大で先っぽがピンク色の双丘に目を奪われる。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年19号

 

 

そして、破壊神がエネルギーボールを振りかぶった時にはスマホを構え、いつもの日常と変わらないようにカメラを向けた。

 

 

顔面目掛けて投げられたエネルギーボール。

 

ちほは咄嗟に頭を下げてギリギリで躱し、背後の市街地が大爆発を起こした。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年19号

 

 

しかしちほに気にしている余裕はなく、殺すか殺されるかの戦いに再び前を向いた。

 

ギガントパピコ

彼女は勝利を掴んで彼氏を救えるのだろうか?

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年19号

 

 

感想

ギガント17話18話19話でした。

ギガントパピコの本領がようやく発揮されそうですね。

ただ大きくなっただけなら到底勝ち目はなさそうですが、その辺りをどうするのか期待したいと思います。

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