ギガント3話4話ネタバレ感想
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パピコと連絡先を交換し、彼女の方から始めてメッセージをもらえた横山田零は、勉強そっちのけでまさに夢見心地で布団の中に潜り込んだ。
3話
どこかのマンションの一室から、女性の荒い息使いが漏れ聞こえていた。
マンションの前には数台の車、部屋の中にはたくさんのペットボトルや雑多な物がそこらじゅうにあり、生活感がするものもあれば、普段の生活ではそう見る機会もなさそうなものもあった。
著者名:奥浩哉 引用元:コミックスペリオール2018年3号
ベッドを取り囲むように何人もの大人の男がいて、ベッドにいる裸のパピコと下半身を出している男性との絡みを撮っていた。
荒い息使いが最高潮に達したところでカットがかかった。
カメラ、照明、監督やADなどのスタッフがいるそこでは、パピコのAV作品を撮る現場だった。
撮影が終わり、軽く休憩してから彼女は送迎の車に乗り、運転手に今日の男優さんとはあそこの相性が良かったと世間話のように話し、家の近くのコンビにで下ろしてくれるよう頼んだ。
著者名:奥浩哉 引用元:コミックスペリオール2018年3号
コンビニで買い物して出ると、野球用のヘルメットか何かを被り、腹が出た丈の短いTシャツに下はブリーフ一枚でランドセルという不審者感丸出しの男が歩いているのに気づいた。
男は何をするでもなく歩いているだけだったが、その後ろから二人の女が嬉々としてスマホで写真を撮っていた。
それでも男は、気にする事もなく前だけを見て歩いていた。
著者名:奥浩哉 引用元:コミックスペリオール2018年3号
彼女が玄関のドアを開けて中に入ると、真っ先に彼氏がゲームをしている音が耳に飛び込んだ。
「あーいたんだー」と彼女が声をかけると、彼は一瞬間を空けてから、いつも読んでいるパチンコ雑誌を買ってきたかどうか確認し、彼女は買ってきたと答えてからトイレに入った。
著者名:奥浩哉 引用元:コミックスペリオール2018年3号
彼女がトイレから出てくると、彼は「横山田って誰?」と静かに訊いた。
著者名:奥浩哉 引用元:コミックスペリオール2018年3号
よくラインしてるみたいだなと言われ、友達みたいになったファンの高校生だと言ってから勝手に携帯を見た事を責めた。
しかし彼はそのファンとヤッタのかどうかが気になって仕方なかった。
彼女はそんなわけないだろうと「バーカ」と言い返し、冷蔵庫を開けて缶ビールを取り出し、一口喉に流し込んだ。
その直後、彼は彼女を殴った。
著者名:奥浩哉 引用元:コミックスペリオール2018年3号
缶ビールは床に落ち、そこら中に泡を撒き散らした。
女を容赦なく殴った男は悪びれもせず、コケにされたと思い込んで頭をはたき倒し、続いて腹に蹴りをお見舞いした。
倒れた彼女の腹に二発三発と続けて叩き込む。
彼女が口と鼻から血を飛び散らせても怒りは治まらず、声を荒げながら何度も蹴り上げる。
著者名:奥浩哉 引用元:コミックスペリオール2018年3号
柵の中にいた犬は、異変を感じて吠え出した。
しかし彼女はいい加減やられっぱなしではおらず、一瞬の隙を突いてタックルをかまし、そのまま前も見ずに押し続け、ベッドに押し倒した。
すぐに馬乗りになってビンタを何発も繰り出し、彼も同じように鼻から血を流し始める。
著者名:奥浩哉 引用元:コミックスペリオール2018年3号
だが思いっきり抵抗されては男の力に敵わず、跳ね飛ばされて床に頭を打ちつけてしまった。