13話

初めてのデートは遊園地に行った。

 

自然と手を繋いで普通の仲良しカップルみたいに楽しんでいると、あのサイトで実現されたUFOが当たり前のように空を飛んでいた

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年13号

 

 

もう何が起きても大して驚かなくなり、その後も色々とアトラクションに乗って満喫し、話題の映画も観に行った。

 

年の差と人生経験の圧倒的な差もあるせいか、彼は男らしくリードする感じにはいかず、逆に可愛がられる始末だったが、もちろん悪い気はしなかった。

 

 

デートの最後は彼女の部屋に行き、一緒にお風呂に入り、さっぱり綺麗になってからベッドへ。

 

そこで巨大化した彼女の柔らかい身体に包まれながら、ずっとショートカットなのか訊いてみた。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年13号

 

 

5歳の頃に広末涼子に憧れて母親に切ってもらってい以来だと言うが、その時は母親あるあるで、おかっぱにしかならず、憧れの広末とは程遠かった。

 

その流れで子供の頃を思い出した彼女は、小6の時に好きだった男子に彼が似ているんだと打ち明けた。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年13号

 

 

彼は素直に喜び、どんな男子だったのか訊ねた。

 

背は低いが足が速く、絵も上手かった垣野内。

 

しかし、小学生に色恋沙汰など早すぎて、爆乳外人だと言われて泣かされ、嫌な思い出として記憶に刻み込まれていたのだった。

 

 

彼女の子供の頃がもっと知りたくなった彼は、何になりたかったのかも訊くと、意外にもウルトラマンになりたかったと楽しそうにすぐ答えた。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年13号

 

 

兄3人に囲まれて育ったおかげで、男の子が好きなものを好きになり、ウルトラマンに憧れていたらしい。

 

その流れで彼女も彼に、ずっと映画監督になるのが夢なのか訊いてみた。

 

 

彼は少し考えてスピルバーグを引き合いに出し、監督デビュー作品で彼女に主演をやってほしいとオファーした。

 

その勢いに乗り、プロポーズまでした。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年13号

 

 

家でも兄を見て育ち、AV女優として様々な男を見て経験してきたちほは、彼のプロポーズを男子高校生がお熱になっている程度に受け流し、冷静さを保った

 

 

 

彼がプロポーズしても翌日からも日常は滞りなく続き、彼が中島の夢見がちな話に適当に相槌を返し、彼女がAV撮影でスタッフに見られながら喘ぐのもいつものことだった。

 

 

しかし、彼女はプロポーズされた幸せを感じていた

 

仕事が終わったと連絡すると、すぐにファミレスまで来てくれる彼。

 

今までと変わらないのに、彼の顔を見ると嬉しくて堪らなくなり、思わず飛びついた程だった。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年13号

 

 

感想

ギガント11話から13話でした。

泣き落としでゲットするとは、女々し過ぎますが結果オーライですね。

これから、彼女がしょっちゅう他の男に抱かれて、抱かれているところを大勢の男に見られていることに嫉妬で狂うかも知れませんが、乗り越えて欲しいと思います。

さて、人が死んだりドラゴンが飛んだりしてきましたが、次は何が起こるのでしょうか?

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