ギガント14話15話16話
ネタバレ感想

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ちほに告白を断られた零はファミレスの中にも関わらず大声で泣き、彼女を困らせ、根負けさせて彼氏の座をゲットしたのだった。

彼女も深い彼の愛に幸せを感じ始めていたが、あの奇妙なサイトは世にも不思議な現象を次々起こしていた。

 

14話

ちほは仕事で送迎される車内でも、零と始まった付き合いに思いを馳せ、自然と頬が緩んでいた。

 

 

二人は新宿でデートしている時は仲睦まじく手を繋いでラブラブしていたが、彼は地元の街ではすぐ噂が広まるから手を繋がないようにしようと、はしゃいでいる若者らしくなく注意を怠らなかった。

 

逆に彼女の方が我がままを言う立場になっていた。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年14号

 

 

しかしその夜、彼は友達の中島と会っているという嘘をついに母親に見抜かれてしまった

 

ふてぶてしく彼は表情を変えなかったが、彼女ができたことはあっさり白状した。

 

 

母はすぐに夫にも息子が嘘を吐いて彼女と会っていたことを話し、一緒に叱りつけようと考えたが、同じ男として父は息子が彼女を作ったことをむしろ喜び、家に呼べと騒ぐ。

 

感覚が違う母はまだまだ子離れが完全にできておらず、ささいな夫婦喧嘩に発展しそうになる。

 

張本人の彼は、我関せずの空気を作り続けた。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年14号

 

 

 

親には彼女の存在はバレたが、彼は学校の誰にも彼女ができたことを言わず、パピコのことを話している中島にも秘密にしていた。

 

そうして親にバレても土日だけは必ずちほの部屋に通い、年頃の男子高校生らしくプライベートでもAV女優を喘がせまくった

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年14号

 

 

しかし、相手は性のプロで、彼は自分が同じ体位でしかできていないことを気にしていた。

 

逆に彼女の方からヤリたいことはどんどん言っていいと促してあげ、彼の期待を膨らませるものだから、出した後なのに彼はすぐ大きくなった。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年14号

 

 

しかし期待も空しく、彼は次の休み、父が手がけた映画を家族で観に出かけていた

 

 

ちほは一人寂しくコンビニで買い物を済ませながら彼に楽しんでくるよう電話で伝え、とぼとぼと部屋に帰った。

 

何気なくテレビをつけ、ベッドに頭を預け、彼と会えない休日を殊更寂しく感じていた。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年14号

 

 

 

零たちは映画館に向かっていた。

 

道中、母はどんな彼女と付き合っているのか息子から訊きだそうとするが、さすがにAV女優だなんて言えない彼はどうにかはぐらかそうと不機嫌な態度で押し切ろうとする。

 

母は父にも訊き出させようとするが、そこはやはり同じ男としてそんな母親の干渉がウザいと分かっているので、過保護なんだと諭して話を終わらせた。

 

 

彼は自分についての両親の言い争いを無視し、例のサイトをチェックし始めた。

 

その時、丁度投票結果が出て、「破壊神が東京に降臨し、人口が100万人になる」に決定した。

 

破壊神のデザインまでちゃんと描かれていたが、まるで小学生が描いたような拙さだった。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年14号

 

 

そしてその未曾有の大量虐殺を現実にする願いも、あっという間に10万クリックされて実現が決定された。

 

 

直後、東京上空にたちどころに暗雲が垂れ込め、世界の終わりを思わせる雷が発生した

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年14号

 

 

その頃ちほは、ニュースでニューヨークがとんでもないことになっているのを観ていた。