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あくまで二人は現段階でクジラ候補だった。

 

なぜ母親の肉を食うほどまでしたのか理由を知る必要があると考えたタカシは兄弟を別々に監禁し、それぞれに尋問をかけていく。

 

兄は弟を守るため、相手は警察だと思い込んで口を割っていくが、弟まであっさり白状したことを聞かされてしまう。

 

そして、弟にずっとどう思われていたかを知り、弟のためと思って母親まで殺して手を血に染めてきた全てが崩れ去っていく気がした。

 

いや、本当は兄の立場を嵩に着て、弟を思い通りにしていただけなのだと自覚した。

 

そこからは、なぜ人肉を食べずにいられないのか湯水のように吐き出していった。

著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±14巻

 

 

 

移植において、感染症は避けては通れない難題だった。

 

ウイルス系、ブリオン系に大別される移植の際の感染症を防ぐため、検査はしてもし過ぎることはないが、この安西兄弟のように適当な相手をろくに検査もせず臓器を抜き、売る行為は同じ業界の人間として許せるものではなかった。

著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±14巻

 

 

タカシは兄弟に別々の措置を取ることにした。

 

殺しを全般的に担っていた兄はクジラとして解体。

臓器売買の際はリスクを明かして周知することに努めて信用を維持し、弟はモルモット扱いの被検体として研究所に流すことにした。

 

 

そして、捌く側から捌かれる側になった兄はそこで、声をかけてきた美少女が本物のクジラ狩りだと理解した。

 

ただ、母親とは違ってなんの裏もなさそうな無垢な笑みを見せられると、安らかささえ感じられた。

著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±14巻

 

 

しかしそれも、身を切り刻まれる激痛を感じるまでだった。

 

感謝の言葉をかけられてもメスが肉を切り裂いた瞬間から、環の笑顔など見えなくなった。

 

 

そしてタカシはカミュの異邦人になぞらえ、この兄弟のように思考停止して欲望のままに臓器を売り飛ばす人間にならないよう、曹と決着をつけることに決めた。

著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±14巻

 

 

 

一方、プティシャトンの亡霊とも言うべき楊は、当時の顧客を一人ずつ始末し続けていた

 

当時は下っ端に過ぎなかった楊は一生忘れらないトラウマを顧客から与えられたこともあり、真穂をレイプの末に殺した代議士の男を片付けた。

 

金をせしめるだけせしめ、あえて遺体が見つかるように処理して警察の仕事を増やしていった。

 

 

感想

ギフト±14巻でした。
面白度☆7 カニバリズム度☆8

幼い兄弟が母親を冷蔵庫に押し込むところは、映画のフリーズ・ミーを思い出しました。

炎天下のカレーは、和歌山の事件を思い出しました。

そんな風にいくつか思い出したところで、ギフト±のアニメが観たくなりました。

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