賭ケグルイ妄1巻ネタバレ感想
賭ケグルイ妄1巻のネタバレと感想とあらすじ、漫画を無料で読める方法を紹介。
1話から15話を収録。
本編「賭ケグルイ」で特に狂った変態女の人気キャラ、生志摩 妄(いきしま みだり)のスピンオフ作品。
肉感的な女キャラを描くのがうまい柊裕一を作画に迎え、本編と同じく河村ほむらが原作を担当。
ドMな彼女が快感を得るために命さえ賭けるその姿を見逃すな。
1話~5話
百花桜学園生徒会美化委員長に任命された生志摩妄。
頭のカチューシャリボンと眼帯がトレードマークの美少女だが、金が全て、賭けが全て、ギャンブルの強さだけが全てのこの学園において、彼女の性癖が如何なく発揮される場面は数多くあった。
眼鏡で気弱そうな女子生徒は、鳳那々という女子と何度もブラックジャックの勝負をし、その全てに負けて借金が1000万に膨れ上がっていた。
金がないので貸しにしてもらう、
それをネタに脅されてまた勝負を受けさせられ、また負けるの悪循環を繰り返していた。
それで金を稼ぐあてとして身体を売る仕事を紹介されるが、もちろん彼女は断った。
しかし、借金を背負った敗者にこの学園内で人権などなかった。
著者名:柊裕一 引用元:賭ケグルイ1巻
もういっそのこと屋上から飛び降りて楽になろうとしたそこに、あの生志摩妄が声をかけてきたのだった。
死ぬのは構わない。
でも、ここで死ぬのは迷惑だ。
著者名:柊裕一 引用元:賭ケグルイ1巻
そう言うと妄はギャンブルを提案してきた。
落ちれば彼女の勝ち。落ちなければ妄の勝ち。
なのに、妄は柵の外にいる彼女の背中を押した。
すると彼女は、咄嗟に差し出された手を掴んで生きることを選んだ。
だが妄は怒り狂った。
恐怖で本能的に手を掴んだのは理解できるが、なぜ自分ごと引き摺り込んで死ななかったんだと激昂したのだった。
著者名:柊裕一 引用元:賭ケグルイ1巻
結果はもちろん彼女の負けで、ここで死ぬことは許されなかった。
それが、彼女と妄の出会いだった。
しかし彼女は借金をチャラにしてもらえる条件で、また鳳とブラックジャックで勝負をし、あと一回負ければ所持金が0になるところまで追い込まれていた。
負ければどこの誰とも知らない男に処女を奪われる。
その条件を出された時に、初めては好きな人とするものだと言い返したが、やはり借金まみれの彼女には勝つ意外に自由を取り戻す方法はなかった。
著者名:柊裕一 引用元:賭ケグルイ1巻
今の点数は16。
5以下を引かないと間違いなく負けるという状況で現れたのが、またしても生志摩妄だった。
図らずも知り合いになった美化委員長の妄に事情を話し、賭け代が自分の貞操なのを咎めてもらおうと思ったが、妄にそんな常識はなかったし、この学園ではギャンブルを受けた時点で全てが成立するのだった。
だが、イカサマだと口を挟んでくれた。
セカンドディール。
山札の一番上ではなく二番目を配る初歩的なイカサマだが、そのシンプルさ故に効果は絶大な手で、その通り、鳳はそのイカサマをして散々彼女から金をせしめ取っていたのだ。
著者名:柊裕一 引用元:賭ケグルイ1巻
そのまま一番上を配れば5が彼女に行き、負けるのは鳳自身になる。
踏ん切りがつかずに動けないでいる鳳を見た妄はそれ以上追求せず、勝手に新しいギャンブルを二人に提案し始めた。
ハンド・ナイフ・トリック。
手を広げ、指の間を親指側から順に突いていく誰でも遊びでやったことがあるこれを、今回はコンパスでやり、1分間で多く突いた方が勝ちだと言うのだ。
1000万もかかった勝負でするのだから当然速度は増し、危険になる。だからこそいいのだろうとばかりに妄はいやらしい笑みを零した。
著者名:柊裕一 引用元:賭ケグルイ1巻
なぜなら、使う手は言いだしっぺの妄の手だからだった。
妄のペースに巻き込まれた形だが、彼女はこのギャンブルを受け入れ、鳳も断る暇なく先手にされて席に着いた。
そして妄の合図で、コンパスを振り下ろした。