ノイズ2話ネタバレ感想
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筒井哲也新連載第2話。
黒イチジクで財政が潤い始めていた過疎化が進む猪狩町。
しかし、農園の代表者の泉圭太の理想とは違い、小学校が建て直される計画はまだなかった。
そして、ストーカー殺人で仮釈放中の男が現れ、静かな山村に不穏な空気が漂い始める。
2話
圭太の家に妻の加奈と娘の恵理奈が来ていた。
純がさっそく作ったばかりのブランコを恵理奈にお披露目すると、彼女は嬉々として漕ぎ始め、無邪気な笑顔を見せてくれた。
著者名:ノイズ 引用元:グランドジャンプ2018年2号
縁側に座って娘がはしゃぐ姿を見ていた圭太と加奈だったが、二人の間に流れる空気は仲睦まじいものではなかった。
今は名古屋で生活している加奈と恵理奈は、生活が落ち着いてきているようだった。
著者名:ノイズ 引用元:グランドジャンプ2018年2号
加奈は娘の事を考えて名古屋に生活の基盤を移して欲しいと考えていた。
圭太は娘を、自分が生まれ育ったここで育てていきたいと考えていた。だから農園が軌道に乗った今、小学校を建て直してもらって通わせるつもりだった。
しかし、同世代が全くいないこの環境は、娘のためにならないと加奈は考えていた。
そんな村で育てるなんて虐待だとまで言われ、圭太がさすがに怒った時、妻の指から結婚指輪が外されているのに気づいたが、その理由は怖くて訊けなかった。
著者名:ノイズ 引用元:グランドジャンプ2018年2号
焼いていた五平餅からいい匂いがしてきた。
恵理奈を呼んで一つあげると、また無邪気な笑みで口の端を汚しながらも喜んでくれた。
著者名:ノイズ 引用元:グランドジャンプ2018年2号
そのおかげで、ささくれそうになった気持ちが少し柔らかくなった。
しかし加奈は笑顔を見せず、早く荷物をまとめるよう娘を急かしたが、恵理奈は変顔をして母親にささやかな反抗を仕返した。
著者名:ノイズ 引用元:グランドジャンプ2018年2号
農園の様子を見に行くと断って離れた圭太は、加奈が指輪を外していたことが気になって仕方なかった。
その時、設置していたトイレの中から女の喘ぎ声が漏れ聞こえてきた。
トイレの中では、スマホでエロ動画を観ていた鈴木が自慰をしてちょうど果てたところだった。
圭太がスッキリして出て来た鈴木に声をかけると、分かってるでしょ?と照れ笑いをしながら気持ち悪い笑みを零し、女に飢えていることをあけすけに話して来た。
著者名:ノイズ 引用元:グランドジャンプ2018年2号
この村は年寄りばかりだと軽く躱すと、鈴木はまたすぐに仕事の話に変えて採用の件を催促してきた。
もちろん圭太は更正した様子のない凶悪犯を雇う気などなく、当たり障りのない言葉で断った。
すると鈴木は意外にあっさりと受け入れ行ってしまおうとするので、仕事を探すならもっと街の方に行かないと見つからないとアドバイスして、遠まわしに村から遠ざけようとした。
それで気分を悪くした鈴木は自分を卑下してぞんざいな言葉遣いに変わっていく。
その時、圭太の後ろを見て急にギラギラした目になった。
視線の先には、圭太の妻の加奈と娘の恵理奈がいた。
著者名:ノイズ 引用元:グランドジャンプ2018年2号
その頃畠山と景子は、賢治が保護司の活動用に購入したアパートを訪れていた。
まず鈴木睦雄の部屋から入ると、中はあまり生活感がなくきっちり片付いていた。
ただポストには郵便物が溢れ出しそうなほど溜まっていて、その中には未開封の保護監察局からの出頭要請書があった。
それを無視しているのが分かっただけでも、刑務所に戻すには十分なものだった。
著者名:ノイズ 引用元:グランドジャンプ2018年2号
次は賢治が生活していた管理人室に入った。
鈴木睦雄が賢治を拉致した可能性が高いが、部屋の中に異常は見られなかった。
押入れの中には今まで関わってきた受刑者との面談記録のファイルがびっちりと整頓されて収納されていた。
しかし、鈴木睦雄、小御坂睦雄どちらの記録もなく、スマホや財布などもどこにも見当たらなかった。
ただ、コートの中にあったメモ帳から、鈴木が猪狩町に興味を抱いていたと書かれているのを見つけ、すぐに本部に報告し、畠山もすぐに向かった。
著者名:ノイズ 引用元:グランドジャンプ2018年2号
そこから猪狩町まで、およそ1時間40分だった。
感想
ノイズ2話でした。
賢治の提案で猪狩町に目をつけたのは分かりましたが、お世話になった彼を一体どうしたのか?最悪の予感しかしませんが、どこまで短絡的なのかどうかはまだ分かりません。
とは言え、さっそく加奈が視界に入ったのでまた事件が起きそうな予感。狙いをつけたのが恵理奈でないことを願います。