戸惑う彼にここにいる理由は話さず、13都市と28都市のキッシングの匂いを嗅ぎつけて、大量の叫竜が近づいていると言い出す。

 

 

自分と3回以上乗れたパートナーがいない事実をヒロがもう知っているだろうと、確認するでもなく打ち明け、彼の胸の腫瘍に指を這わせ、「痛いでしょう?苦しいでしょう?」と訊きながら、でも綺麗と甘く囁く。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

この人工的な屋根に囲まれた世界から自由にしてあげられる。

でも、まだ引き返せる。

 

ゼロツーはそう判断を求めた。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

ヒロは僅かに考え、ストレリチアに乗るとはっきり答えた。

 

ゼロツーが念を押してもう一度訊いても、はっきり乗ると答えた。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

その答えに満足したゼロツーはにんまりと微笑み、彼から離れて零したボディソープを足で泡立たせて笑い始めた。

 

彼は無邪気に喜びはしゃぐ彼女が、輝いているように見えた

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

 

アルファが下の都市に下りて別れた後、イチゴとゴローは聞いた話の信憑性を判断し兼ねていた。

 

結局ここに来た理由もよく分からず、ゼロツーの命を吸い取る呪いが本当なのかも、信用すべきかどうか何とも言えなかった。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

 

翌日、二つの都市のキッシングに際し、友好への式典が行われた。

 

 

大人たちからの励ましと奮起、背中を押してくれる言葉で、13都市のコドモたちは無邪気に喜びそれを鵜呑みにしていた。

 

しかしイチゴは、これから起こるだろう戦いを予想してはしゃげずにいた。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

その予想通り、既に叫竜の大群が押し寄せていた。