その夜ライナーは、ベッドに横になりながら、何度も母に聞かされた話を思い出していた。

 

その時に見た母の涙が原因で、戦士を目指してマーレ人になることを決めたのだった。

 

 

しかし子供の頃のライナーは体力はガリアードよりなく、射撃はベルトルトに敵わず、体術ではいつもアニに転がされていた。

だがマーレへの忠誠心を示すことだけは人一倍頑張り、戦士候補生に選ばれた。

 

それを報告した時、母は心から喜んでくれた。

著者名:諌山創 引用元:進撃の巨人23巻

 

 

 

そして戦士候補生としての訓練の日々を送っていたある日、コルトから聞かされたのだった。

 

あと数年後にはパラディ島への侵攻作戦が始まるため、任期が迫っている今の継承者から巨人を引き継ぐ時が近づいている。

 

選ばれるのは、俺たち候補生7人のうちから6人だと。

著者名:諌山創 引用元:進撃の巨人23巻

 

 

 

ライナーは素直に喜ぶが、ガリアードが7人の中で一番能力が低いのはお前だし、忠誠心を示す言葉がうまいだけで余るのはお前だろと突きつけた。

 

それが事実でもライナーは黙っていられず、勢いで圧倒して相手を不利な立場に陥れようと捲くし立てた。

著者名:諌山創 引用元:進撃の巨人23巻

 

 

しかしあっさり殴り倒されてしまった。

 

 

コルトたちは先に行ってしまうが、ベルトルトは彼に手を差し伸べた。

 

言い返しながらも、実際ドベなのを気にしているライナーに、決めるのはマーレ軍だし忠誠心も重要だと思うよと慰めてから、アニにもそう思うだろ?と訊いてみた。

 

しかし彼女は全く話を聞いておらず、踏み潰した昆虫の体液を地面に擦り付けていた。

著者名:諌山創 引用元:進撃の巨人23巻

 

 

 

コルトたちの後を追いながら、ベルトルトは訊いた。

 

マーレ人になって両親と暮らしたいって目標があるのに、残りの人生が13年になってもいいの?と。

 

その13年の間にパラディ島の悪魔を倒してエルディア人を救えば、英雄になれて俺は世界一の自慢の息子になれるんだ。

著者名:諌山創 引用元:進撃の巨人23巻

 

そう返した。

 

 

時を同じくしてエレンは、壁の外に広がる世界に夢を抱こうとしていた。

 

 

感想

進撃の巨人94話でした。

ライナー編はほぼ人間模様の動きばかりでしたね。それはそれでキャラが掘り下げられておもしろいんですが、もう少し刺激が欲しかったです。

でも次からはパラディ島側に戻りそうなので楽しみです。

刷り込み教育を信じて疑わなかったライナーでしたが、やはり自分の目で見て経験したことで、何が大事なのか気付き、それを帰還後も密かに温めていたんですね。

しかし任期の終わりは近く、同じ匂いがするファルコに血塗られない未来を託そうとしていると。

アニは昔から孤高で、若干サイコパスってたんですね。

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