夏の夜と京都へ

トレーニングが終わり、さあ帰ろうかという頃になって、夏らしい夕立が降り始め、いつしか豪雨の様相を呈して来た。

 

止むまでただ待つのも味気なくなり、ここは一つ怖い話でもして暑さと時間をつぶす事に。

 

 

月島は京都弁でそれらしい雰囲気を演出し、稲川淳二ばりの空気を作り出し、続いて早乙女さんがが話し出す。

 

独特な間があっていいスタートを切ったが、即興で話を作ろうとして途切れ途切れになっていただけで、すぐ残念な終わり方をした。

 

 

そのうちこの学校にまつわる白いワンピース女の話になった直後、ずぶ濡れの白いワンピース女が部室に入ってきて阿鼻叫喚のパニックに。

著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす3巻

 

 

だがそれは幽霊ではなく、練習試合の帰りに寄った若乃だった。

 

 

そのまま彼女の提案で校舎内肝試しをすることになり、もちろん早乙女さんと月島がペアに。

 

しかし、密かに月島の怪談を怖がっていた彼女は同じようなシチュエーションで一歩も動けなくなり、その場に可愛くしゃがみこんでしまう

著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす3巻

 

 

 

その時、雷鳴が轟き、怖さの限界を突破した彼女はヘッドロック状態で彼にしがみつき、彼はそのまま肝試しの続きをしなければならなくなった。

 

 

一方、脅かし役に回った美都は、合宿で邪魔をされた若乃に一泡吹かせるため、ジャック・スケリントンのようなメイクを施し、足音が近づいてきたところで飛び出した。

 

しかしそれは初心な体育会系カップルで、恐怖の限界を突破したばかりの早乙女さんに追い討ちをかけることになった。

著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす3巻

 

 

 

 

そして布木と国友の先輩男子二人は、若乃の湿ったワンピースのを見つめていた。

 

布木はこのチャンスを逃すまいと、国友に不意打ちボディブローを食らわせて気絶させているうちに告白しようとするが、国友も同じトレーニングを積んできたボクサーだけあって一発程度では落ちてくれない。

 

そのまま腹の殴り合いを始める年下たちを微笑ましく見る若乃。

 

だが、ちゃんと布木の言いたいことは分かっていた。

 

そして美都は逆にこっちから仕掛けに行くことにすると、何やら若乃と布木が見つめ合っていい雰囲気になっていた。

 

 

だがそれは色気のある状況ではなく、彼女は彼がボディの打ち合いをしたいと思っていると勘違いし、容赦のない一撃を見舞った。

著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす3巻

 

 

 

そんなトレーニングを積み重ね、いよいよインハイ直前になった。

 

大会の日程に合わせて京都で練習試合を組むことになり、早乙女はもちろん、布木と国友、そして月島にも試合が組まれることになった。

 

密かにしていた自主練の成果を出せる機会が訪れ、二人は一緒に帰る道すがら、綺麗なカウンターの練習をするという、彼ららしい色気のない青春の1ページを刻んだ。

 

 

感想

早乙女選手、ひたかくす3巻でした。
面白度☆7 はんなり度☆7

インターハイが終わって、二人の出会いが語られ、結局プラトニックなまま4,5巻辺りで最終回を迎えそうな気がしますね。

雰囲気もキャラも好きなんで長く読んでいたいとは思いますが、進級してからも続けるのかどうかが難しいところ。

早乙女選手ひたかくすを読むならこちら