10話

写真の中の光景に理解が追いつかなかったミチルは写真を彼女に渡し、殺人者本人にこれは何かと訊いた。

ミチルの頭の回転が遅かったおかげで彼女はここで殺すのを取りやめ、ツネキチの心を読んで彼が予知夢ではなく、見た夢の内容を写真に写すだけの能力者だと分かり、ナナオと仲が良かったので嫉妬してそんな夢を見たのだろうとごまかすと、ミチルは一応納得したような風だったので、誰にも言わないように釘を刺した。

 

 

今度は遺体があるのでツネキチの葬儀が執り行われたが、その最中にキョウヤが人類の敵に殺されたらしい彼を解剖して調べたいと言い出した。

 

ナナはキョウヤを外に連れ出し、もう一度悩ませることにした。

 

あくまでも自分を疑ってくるのなら、じゃあどうして心が読めて不老不死だと分かっている人間を先に襲って、わざわざ疑われるような状況にしたのか?

そんな疑問を抱かせた。

著者名:古屋庵 引用元:無能なナナ2巻

 

それはそれでまた悩み始めてくれたようだったが、遺体の解剖を止めようとはしなかった。

 

しかし彼が棺に手をかけようとした時、ツネキチが起き上がって自ら蓋を持ち上げて出てきたのだ。

それは、死体を操る能力者、ネクロマンサーシンジの仕業だった。

著者名:古屋庵 引用元:無能なナナ2巻

 

 

11話

新たに出てきた能力者は、気味悪い笑みを漏らすネクロマンサーシンジ。

その気味悪い彼を擁護しようとするのが、幼なじみらしい明るいユウカだった。

 

式場がざわざわとする中、キョウヤに好き勝手に動いて欲しくないナナはツネキチが苦しんでいると使者の心の声を代弁したフリをして、何とか解剖をしない方向に運んで場を治めた。

 

 

ミチルの能力調査ノートによると、シンジの能力はネクロマンシーで、ユウカは怪力になっていた。

 

 

夜になり、まずシンジから始末しようと外に出たのを尾行すると、彼が向かった先にはユウカが待っていて、仲睦まじい様子から二人は付き合っているのが分かった。

 

そのまま二人一緒に始末しようと思ったが、タイミングを図ったようにキョウヤが現れた。

 

シンジたちも二人に気づき、ユウカとはただの幼なじみでそういう関係じゃないと言い、式場と同じように危ない雰囲気をわざと匂わせて一人で帰っていった。

 

ユウカによると二人は家が隣同士でずっと一緒にいて、彼がしている右手の包帯は、二人で映画を観に行った時に火事に遭い、実は正義感に溢れている彼が避難誘導をした時に負ったものらしく、その彼を助けようとして彼女も怪力の能力に目覚めたのだという。

著者名:古屋庵 引用元:無能なナナ2巻

 

 

その話を聞いた翌日のトレーニングの授業を体調不良だと言って休んだナナは、みんなが汗を流している最中に男子寮に忍び込み、普段から授業に出てこないシンジの部屋に入り、寝ていた彼の首筋に毒針を刺して永遠の眠りにつかせた

 

しかし保健室に戻る途中で側溝の中で子猫が鳴いているのを見つけてしまい、疑われるのを覚悟で、授業が終わって様子を見に来たキョウヤとミチルに子猫のことを話し、彼の機転で助けてもらった。

 

その場にユウカもいたのだが、猫アレルギーで怪力が使えなかったからだった。

 

 

その夜、今度はユウカの部屋に侵入し、シンジの後を追わせようとした。

 

しかし、針を刺す前に何者かに殴り倒されてしまう

 

 

その物音で目を覚ましたユウカが、何者かをシンジと呼んだ。

 

そう、二人はあえてお互いの能力を入れ替えて周りに伝えていたのだ。

 

つまりユウカがネクロマンサーでシンジを操り、怪力の持ち主のシンジがナナを叩き伏せたのだった。

著者名:古屋庵 引用元:無能なナナ2巻

 

 

感想

無能なナナ2巻でした。
面白度☆9 底知れなさ度☆8

警察に科学捜査をされたら一発でバレそうな犯行ですが、そこはいいっこなしで。

癒しマスコット的キャラのミチルがただの舌足らずのアホっぽく演技しているだけのような気がして、逆にナナを手の平で転がしている気がしてなりません。

考えすぎだと思いたいですが、本性があるとも思いたい。

さて、幼なじみコンビをどう攻略するのか・・・