悲喜こもごも

ツーリングは終わってもまだ夏休みは残っていたし、羽音は大量に宿題が残っていた

しかし、結局その後も遊び倒し、どうにもこうにもならないはずだったのに、一夜にして宿題が片付いている不思議を経験する。

著者名:おりもとみまな 引用元:ばくおん!!8巻

 

 

猿山先生の男性遍歴がバイクとともにあり、バイクとともに終わっていった経験談を聞かされ、ある意味自業自得で若干怖さも感じつつ、しかし慰めに一緒にツーリングしようと誘って励ました。

しかし、50ccのモンキーに乗っている先生を置き去りにして、自動車専用道路に侵入していくバイク部員女子たち

 

そんな風に大人に心の傷を増やした彼女たちの一人、あくどいバイクショップの娘の恩紗は、ナチュラルにモジャモジャの髪にカールを巻いてもっとモジャモジャにして準備万端、今ではすっかりこなれたバイクアイドルを自称した配信をしていた。

 

その縁か、本物のバイクアイドルと雑誌の企画で絡む機会が訪れたのだが、残酷なる現実と己の卑しさをまざまざと見せつけられることになった。

著者名:おりもとみまな 引用元:ばくおん!!8巻

 

 

そして、おそらく作中で一番有能で常識人の羽音の妹の由女が、青い絨毯と呼ばれる花畑の観光地の写真を見て、顔を蕩けさせていた。

そこで羽音は妹の願いを叶えるべく、由女でも安心して乗れる4人乗りサイドバイクのメガゼウスを聖に用意してもらい、来夢先輩の運転で目的地を目指した。

著者名:おりもとみまな 引用元:ばくおん!!8巻

 

サイドカーの隣に座った千雨も、羽音の後ろに乗るのは怖いと言うので、やっぱり姉には自分がついていないと駄目だと再認識する由女。

それは、海外にいる両親が姉ではなく自分に通帳を任せていったことからも、その時は自分の方が信頼されているのだと思えた。

しかし、すぐにそうではないと分かった。

 

 

無事に青い絨毯の観光地に到着したのだが、写真には写っていなかった景観を台無しにするクレーンが堂々と設置されているし、人は多いしで、とても感動などできる景色ではなかった

著者名:おりもとみまな 引用元:ばくおん!!8巻

 

がっかりした由女は茫然自失。

すると羽音はそこら辺をてくてく歩いて何かを探し始め、あの写真の場所を見つけたと言って由女を手招いた。

 

確かに、そこの地面すれすれから撮ってみると、あの写真と同じように素晴らしい景色が撮れ、由女は満足気に姉に感謝した。

しかし、羽音が呼んだのは同じような写真を撮って欲しいからではなく、実際の景色を見させてあげるためだった。

 

躊躇なく寝転がった羽音を見て通行人たちは失笑するが、由女は姉と頭を突き合わせて寝転がった。

 

姉はいつだって正しいと信じていたからだ。

なぜなら、両親は由女に通帳を託し、羽音に判子を託したからだった。

 

その両親の信頼通り、寝転がって見た景色は感動するほどきれいだった。

著者名:おりもとみまな 引用元:ばくおん!!8巻

 

 

感想

ばくおん!!8巻でした。
面白度☆7 いい話度☆8

一番好きなところは先生がいじめを認識したところです。世知辛いどころの話じゃないところが最高でした。

姉妹の絡みはなんだかんだいい話が多いですし、今回紹介した観光地ストーリーは最たる物でしょう。一度でいいから見てみたい、凛がもっとデレるとこ。

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