ノートを見られないよう抵抗しながら、千夏が死んだ時もウサギが殺された時も現場にいて、明音が行方不明になった直後も様子がおかしかった長谷川に話を訊きに行くから住所を教えて欲しいと頼んだ。

 

その時、心を疑っている金丸が訪れたので、文吾は長谷川の住所を伝え、裏口から心を送り出した。

 

 

長谷川が住んでいるアパートは、鈴が明音と話したという公園の傍にあった

著者名:東元俊哉 引用元:テセウスの船3巻

 

 

玄関のドアを開けたのは、一緒に住んでいる佐々木紀子だった。

 

しかし、明音が行方不明になった件で長谷川に話を訊きに来たと告げると、何も言わずにドアを閉められてしまう。

 

 

ノートを確かめると、佐々木紀子の名前もあり、明音の事件で文吾に事情聴取された彼女は、4月に青酸カリで自殺することになっていた

 

なぜ佐々木が青酸カリを持っているのか?

小学校での事件の後、佐野家で見つかる青酸カリは、現在どこにあるのか謎が増えた。

 

 

そして紀子は、新聞配達店に長谷川がいなくなったことを隠して病欠だと連絡し、彼が撮った明音の写真を燃やして証拠隠滅を図っていた

著者名:東元俊哉 引用元:テセウスの船3巻

 

 

 

佐々木紀子はさつきの父親が経営している鍍金工場でパート勤めをしており、それはノートにも記されていた。そこで青酸カリを手に入れた可能性を思いついたが、心は文吾には話さなかった。

著者名:東元俊哉 引用元:テセウスの船3巻

 

 

しかし文吾は心がなにか隠していると感づき、一人で木村鍍金工場を訪れ、昨日と今日、紀子が欠勤していることを知る。

 

そして木村に頼み、青酸カリを見せてもらうと、そこで木村も初めて一壜無くなっているのに気づいた。

 

 

 

同日、心はあの不気味な絵を子供たちに見られてしまったが、飛行機らしいものの正体を教えられ、

音臼岳にある小屋に似たものがついているらしいことが判明する。

 

 

文吾が工場を訪れ、青酸カリが一つ消えているのが分かった直後、女子児童の手袋が見つかったと報告が入った。

 

三島夫妻を連れてすぐに確認に向かうも、それは明音のものではなかった。

著者名:東元俊哉 引用元:テセウスの船3巻

 

 

その直後、心は文吾に絵の飛行機の場所が判明したことを連絡し、パトカーで音臼岳の小屋に向かう。

 

 

雪深い道を進み、息を切らしてようやく辿り着いた。

 

扉には施錠されていない鍵が引っかかっているだけで、難なく扉は開いたが、中には誰もいなかった。

 

しかし床には、吐いた痕と大人と子供の靴痕があり、心はパラコートで死んだ千夏の症状と共通しているのを思い出した。

著者名:東元俊哉 引用元:テセウスの船3巻

 

 

 

心が小屋の周りを調べに出た直後、文吾は鈴と明音の名前が刻んであるキーホルダーを小屋の中から発見する。

 

そこに心をつけ狙っていた金丸が現れ、下手な芝居で公務執行妨害をでっち上げ、心は逮捕されてしまうのだった。

 

 

 

その頃、長谷川は明音を逃がさないように抱え込み、雪の中に倒れて事切れていた。

 

二人の傍には、青酸カリの壜が蓋を開けた状態で落ちていた。

著者名:東元俊哉 引用元:テセウスの船3巻

 

 

感想

テセウスの船3巻でした。
面白度☆9 驚愕度☆9

救えるものもあれば、救えないものもあって、結局、最悪の結末は逃れられなかったんですね。

長谷川がロリコン性犯罪者なのは確定として、明音を逃がしたのか逃がそうとしたのか人間は誰なのか?

さつきはなぜ田中家を訪れていたのか?

絵を描いたのは誰なのか?

おもしろすぎて4巻も楽しみです。