11話

まずは一番安全そうないづみをアカズの家に招きいれ、スタンガンの方法で仲間に加えようと考えた。

 

目的を明かさず中に連れ込み、さりげなく椅子に括りつけて準備を整えた。

著者名:有田イマリ 引用元:はっぴぃヱンド3巻

 

 

電撃で気絶させ、意識を取り戻した時にタイムリープのワードで変異するかどうか。

 

 

 

茜はクローンを使って50年間記憶を引き継ごうとしている恐るべき計画をさやかに伝え、他にも仲間を集めるべきだとの結論に至った。

 

そこで犯人ではなさそうないづみが、最初の一人に選ばれたのだった。

 

 

果たして目を覚ましたいづみは、タイムリープの話をしても変異せず、いつもの少しおバカなままでいてくれた。

 

それどころか、以前の実験の記憶が僅かに残っているようだった

 

 

するといづみは意外と頭を働かせ、クラスにいるはずの犯人もクローンでしかなく、計画の記憶はなく、スタンガンでチップを壊していくのはあまり意味がないという。

著者名:有田イマリ 引用元:はっぴぃヱンド3巻

 

 

そしてちゃんと代替案も考えていた。

 

チップを取り除く方法として、医者の卵の古川美帆に頼むというものだ。

 

 

美帆はいづみには強く冷たい態度を取っているが、どうも茜に興味津々で話したかったらしく、茜と近づくために時間を割いてくれていた。

著者名:有田イマリ 引用元:はっぴぃヱンド3巻

 

 

 

その間さやかは、単身また旧保健室に侵入していた。

 

どうして犯人はわざわざ姿を見せてきたのか解せず、その真意を探るために地下深くへと潜り、自分たちと同じに成長したクローン製造施設を目の当たりにする。

 

更に奥でチップに関する資料を見つけ、脱出しようとした時、漂ってくる腐敗臭が気になり扉を開けると、そこにあったのは捨てられた死体の山ではなく、壁にめり込んだ茜だった。

著者名:有田イマリ 引用元:はっぴぃヱンド3巻

 

 

もう一体変異した茜もいて、何かを訴えるように言葉を発していた。

 

 

 

美帆によれば、体内の異物除去は理論上は可能だが、それが首となるとリスクは相当なものだろうという。

 

そこにもう一人、殿坂仁絵も話に加わり、体内の電子機器を使えないようにするなら、除去しなくてもチップに信号を送っている発信元を破壊すればいいんだと教えてくれた。

著者名:有田イマリ 引用元:はっぴぃヱンド3巻

 

 

ただし、発信元を壊せば受信側に何が起こるか分からず、受信側を壊した方が安全らしい。

 

つまり、旧保健室のシステムを壊してチップを無効化しても、殺されればもう記憶を引き継げなくなってしまう可能性があった。

 

 

 

結局、美帆と仁絵が安全かどうか分からず、チップの無効化の方法も進展はなかったが、二人の両親が医者と科学者だと分かり、この田舎を維持するには都合がいい職業だと推理できた。

 

そしてもう一つ気づいたことがある茜は、再度いづみにスタンガンを向けた。

 

いや、いづみではなく今日ずっと尾行してきていた栗尾に対してだった。

著者名:有田イマリ 引用元:はっぴぃヱンド3巻

 

 

茜に最初に旧保健室の存在を教えたのは彼だった。

二回目の7月11日で、トンネル付近にいなかった唯一の生徒が彼だった。

あの地下の死体の山の中で、極端に数が少なかったのが彼だった。

 

 

類稀な記憶力で栗尾が怪しいと睨んだ茜は、チップが入ってないだろう?と問い詰めた。

 

それを彼は、あっさりと認めたのだった。

 

 

感想

はっぴぃヱンド3巻でした。
面白度☆9 怒涛の展開度☆9

まだ11話なのに、もう少しで終わりそうな気配がするスピーディーな展開がかなりおもしろいんですが、少なくても倍は読んでいたいのも本音です。

このまま栗尾が犯人てのは安直な気がするので、主人公が犯人の邪道ミステリ風な結末を予想してみたり、何気にずっと怖い姉だったり、一番頑張っているさやかっだったりと、どこかにどんでん返しを期待してしまいます。