女子の大会が始まると、恋愛不要論者のミヅキは自分の言葉を証明するように圧倒的な強さで勝ちあがっていった。

 

その間、特にすることもない美都は、自分メインの早乙女さんが順調に勝ち上がっているインスタ用報告写真を取って、見てくれた人のリアクションにご満悦だったが、準決勝の頃には飽きていた。

 

 

決勝はやはり、早乙女さんと佐津川ミヅキに決定。

 

恋愛にもおしゃれにも見向きもせずに頑張って来たミヅキは、自分こそが一番に相応しいのだと証明するつもりだった。

 

 

かつての勝者と敗者の拮抗した戦いは、徐々に崩れていった。

 

空手の経験を活かした攻撃にしっかり対処していた早乙女さんだったが、ガードの間をすり抜けてくる一発に手を焼き、何発かもらって押し込まれたまま1Rを終えてしまった。

著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす4巻

 

 

月島によれば、それは拳を縦向きにして打つ縦拳と呼ばれる一打で、空手独特のものだった。

 

それを聞いた早乙女さんは、二人で練習したアレで対抗しようと考えた。

 

 

第2R開始。

 

変わらず恋愛に現を抜かしている早乙女さんを完膚なきまでに沈めようと、ミヅキは縦拳で翻弄してくるが、早乙女さんはそれを利用して一発逆転のカウンターを狙った。

 

一発目は外したが相手がムキになったところを狙ってクリーンヒットをお見舞いし、ついに膝をつかせたのだ。

 

 

ぶつかり合う勝利への執念に差はなかった。

 

二人の勝敗を分けたのは、応援して一緒に頑張り、高め合えて、なおかつ愛する存在の有無だった。

著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす4巻

 

 

見事リベンジを果たし、早乙女さんは彼氏がいるリア充女子高生ボクシングチャンピオンになった。

 

 

 

優勝したご褒美で一日オフをもらい、早乙女さんは月島の地元を巡るデートに繰り出した。

 

カップル二人ともボコボコにされた顔なので外国人観光客に心配されたりもしつつ、川だコロッケだと他愛ない場所を巡り、彼女のお願いで手漕ぎボートに乗船。

 

 

そこで彼は、激しい戦いを終えた彼女がとても美しいと思い、ボコボコが逆にいいと褒め殺し始めるものだから彼女は照れて慌てて落ちそうになる。

著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす4巻

 

 

そして支え合う二人の顔が近づき、幸いにも傷つけられなかった唇が触れ合おうとする。

 

 

しかし失敗。

 

それすらも自分たちらしいと笑い合ったとき、恋愛不要論者のミヅキが現れた。

 

 

またイチャイチャしているのを批判するのかと思いきや、恋愛は強さに関係なく、むしろ色んなことを経験することでもっと強くなれる可能性があるのだと思い知らされたので、突っかかったことを謝りに来たのだった。

 

 

昨日の敵は今日の友。

 

ならば一緒に京都観光でもしようと彼が誘う。

 

だが、さすがにデートの邪魔だろうと気を使うミヅキに、恋愛の先輩である早乙女さんが余裕をぶっこいたドヤ顔を返した。

著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす4巻

 

 

それで、3人で京都の一日を楽しむことにしたのだが、果たしてシンプルに楽しめるのだろうか・・・

 

 

感想

早乙女選手、ひたかくす4巻でした。
面白度☆8 イチャイチャ度☆8

二人の距離がじわじわ近づいていくのは、じれったくもあり楽しみでもあり。

ただ今回は、間違えて弟に愛を告白したところに一番驚かされましたしおもしろかったです。

いいライバルキャラも出て来たので、ボクシングと恋愛とギャグのバランスがいい感じでした。

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