ゼロツーは彼が掴んで来たのを見て誘っていると思い、「いいよ」とOKを出した。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

しかしヒロが逆に悲鳴を上げて驚き、ゴローの目を覚まさせた。

 

 

ゼロツーは素早くヒロの前から飛びのき、起きたばかりのゴローのお腹を踏みつけて蹴落とした。

 

うめくゴローに構わずヒロの反応を笑い、無邪気にベッドのスプリングに飛び跳ね始める。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

そして驚き、痛みにうめく二人に対し、ここに住むことになったのだと言い放った。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

その直後、イチゴが男子部屋に飛び込んできた。

 

用意した部屋を抜け出してどこかに行ったゼロツーを探していたらしいイチゴに、ダーリンと一緒がいいと我がままを押し通そうとするが、イチゴもやはりリーダーとしてルールを守らせようと声を荒げる。

 

 

やんちゃな妹に手を焼く姉の構図のままに、部屋から追い出されるゼロツーだったが、ヒロに意味深に笑いかけてから部屋を出て行った。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

昨夜、ナナからイチゴに来た連絡は、ここに住むことになったゼロツーのお世話を頼む内容だった。

 

 

 

その頃、ヒロの搭乗後のデータにナナたちは驚きを隠せないでいた。

 

いつ死んでもおかしくない数値を叩き出していたが、またストレリチアの戦力を必要とする作戦が予定されていた。

 

 

 

朝一番の騒動にパッチリ目が覚めたヒロは身支度を整えながら、胸にできたもう一つの心臓のようなものを見つめながら、噂通り、ゼロツーと乗れば例外なく三回目で自分も死ぬかも知れないと感じていた。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+