13話

一緒に住むことになったゼロツーははしゃいでいた。

 

ヒロの手を引いてあっちこっちに連れ回し、案内してよと言いながら自分が主導権を握って小さな子供のように行きたいところに駆けずり回っていた。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

何の問題もない仲良しぶりを陰から見ていたゾロメは、ここは素直に羨ましがった。

 

隣にいたゴローはパートナーに頼んでみたらどうだ?と促すが、ゾロメが羨ましいのは可愛くてキャンキャン吠えない女の子らしい女の子と手を繋ぎたいのであって、ココロみたいな子が理想だった。

 

するとそのココロが、ヒロたちと同じように仲良く手を繋いで笑顔を振りまいているところに遭遇してしまう。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

ココロにぞっこんのフトシは喜色満面の幸せいっぱいオーラを出し、ココロはヒロたちの真似だと朗らかに答える。

 

そんな一連の会話が聞こえていたミクは、何とか怒りを押し殺しながら相容れないパートナーに女心を教えようとした。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

その時、ココロはミツルが一人でどこかに行こうとしているのを見つけ、フトシとの手繋ぎタイムを終了させて後を追った。

 

 

 

ミツルはたくさんの植物が育てられている温室で、ヒロが大活躍してチヤホヤされていた時のことを思い出し、かつて自分もヒロを無邪気に慕っていたこともあって、彼に突っかかるようになった今との違いに複雑な心境に陥っていた。

 

 

そこに、植物の世話をしているココロが、如雨露を持って現れた。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

ミツルが何か抱え込んでいることに気づいていたココロは、彼が悩みを打ち明けやすいよう水を向けるが、それはまだ大きなお世話だったようだ。

 

他人の優しさを受け付けようとしないミツルは取り付く島もなく、相談することなどないと吐き捨ててまた一人になれる場所を求めてどこかに消えた。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

 

ヒロは寮の中を歩きながら、ここでの生活がどういってされているのか説明していた。

 

起床、入浴、就寝の時間が決められていて、着る服や食事もいつの間にか用意されていて、ドーム内は操縦者の数値を調整するためのもので溢れていた。

 

 

空も覆われてはいるが、人工的な雨がシャワーみたいに降って来るんだと話すと、ゼロツーはそれに興味を抱いて今すぐ見たいと言い出した。

 

その権限はパパたちにしかないと言っても、ゼロツーは可愛く駄々をこねて引き下がらなかった。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

イチャイチャしているようにしか見えないその様子をイチゴが覗き見ていたその時、他都市との燃料交換であるキッシングが行われると、放送がかかった。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+