安いカードゲームしか買ってもらえない自分と、いいモノを買ってもらえているのにそれを喜ばず、逆にこっちに気を遣ってくるのが癇に障り、嫉妬と羞恥心を隠すための子供じみた暴力だった。

著者名:黒澤R 引用元:グランドジャンププレミアム2018年7号

 

 

 

相手の家族に謝罪した時、母は親として責任を感じていたが、父は母に責任を押し付けようとしていた。

 

それもさくらの兄を怒らせただけでしかなく、最後はむしろ励まされて、子供だった自分を思い知らされたのだった。

 

 

 

一通りの掃除が終わっても、まだ2時間も余っていた。

 

堀口は5万円ももらった手前、もう一つの側面の仕事で奉仕することにした。

著者名:黒澤R 引用元:グランドジャンププレミアム2018年7号

 

 

卓哉がありのままの話を打ち明けた後は、堀口が打ち明ける番だった。

 

 

夫が浮気に走ったのは、自己中心的な自分のせい。

 

別れた後も復縁を迫るメールを送りつけまくり、その内容も自分の非を認めずお互いが悪かったということに落ち着けようとし、基本的にストレスを晴らすための連絡でしかなかった。

 

最近、同じようなことをした卓哉は共感し、大人になり切れていない二人は肌を触れ合わせながら心の距離も近づけていった

著者名:黒澤R 引用元:グランドジャンププレミアム2018年7号

 

 

同じ安いカードゲームを買ってもらっていた二人。

 

二枚だけあっても遊ぶことができず、どうしようかと考えた二人は自分たちの失敗に気づき、お互いに求めているものが一緒なのを確かめ合った

著者名:黒澤R 引用元:グランドジャンププレミアム2018年7号

 

 

 

生まれたての金魚はみな黒く、色々な要因で色が変わっていくのだとさくらが店主に教えてもらっていると、黒い金魚が飼い主の不幸を吸い取ってくれると教えてくれた少年が来店した。

 

しかし少年は黒い金魚が死んでしまった原因をそんな迷信じみた理由で終わらせず、金魚鉢の水を持ち込んで水質を調べてもらいに来たのだった。

 

 

そんな健気な少年に付き添ってきたのが母親と、さくらの元夫の卓哉だった。

著者名:黒澤R 引用元:グランドジャンププレミアム2018年7号

 

 

店に入ってくる様子のない二人から、さくらは目が離せなかった。

 

異変に気づいた店主がさくらを店の奥に連れて行こうとするが、さくらは元夫が変わったような気がして、愛し合える人が傍にいてくれればもう不安を感じなかった。

著者名:黒澤R 引用元:グランドジャンププレミアム2018年7号

 

 

感想

金魚妻4でした。

前回で終わったと思ってましたが、この感じだと出産かその後も描いてくれそうですね。

人間の考え方や精神構造なんて、よっぽどなショックな経験でもしない限り、基本的に子供の頃に培われたものでほぼ完成しているものだと思います。

だから、卓哉はそこまで変わるとは思えませんが、相手によっては穏やかでいられる時間が長引くくらいにはなれるでしょう。

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