カヤが連れて行ってくれたのは、かつて彼女が暮らしていた村だった。

 

 

4年前に突然この村に現れた巨人は3m級一体だったが、村人たちは足の悪い母を置いて逃げ、カヤは母と二人で取り残された。

 

今よりも小さかった子供にできることなどなく、母親が食われる音、悲鳴、やがて静かになっていくのをじっと聞いているしかなかった

著者名:諌山創 引用元:別冊少年マガジン2018年10号

 

 

4年前に開示された情報だけでは、母がなぜ惨すぎる最期を迎えさせられたのかは理解できなかった。

 

母は一体何をして世界に恨まれ、声が出なくなるまで叫び食い殺されたのか分からなかった

 

 

ガビは憤ったのか、いや、カヤの母親自身が何をしたわけでもないと分かりながらも、刷り込まれた教えに抗うことなどできず、未だ悪魔だと思っているカヤに怒鳴りつけながら説明し始めた。

 

何千年もの間、虐殺の歴史で世界を支配したエルディア人への恨みは、未だ世界を暗く覆っている。

著者名:諌山創 引用元:別冊少年マガジン2018年10号

 

 

するとカヤは、この辺りで生まれた母は、虐殺などしていないという。

 

ガビは100年前の先祖が大罪を犯したのだと言い返し、カヤは今生きている自分たちの罪は何だと問う。

ガビはついこの前の侵攻で多くの人を殺したと言い返し、カヤは母が殺されたのは4年前だから関係ないという。

 

ガビはまた先祖が虐殺したからだと元に戻り、ついに聞いていられなくなったカヤは、母自身は誰も殺していないと叫び、理不尽な断罪の意味を強く訊ねた。

著者名:諌山創 引用元:別冊少年マガジン2018年10号

 

 

母が惨たらしく殺される程の罪を犯してくれていないと、母の死に意味を見出せなかった。

 

先祖や先日のことや大量虐殺などではなく、母自身が犯した罪は何なのか?

 

問われたガビは、ついに何も言い返せなくなった。

著者名:諌山創 引用元:別冊少年マガジン2018年10号

 

 

 

代わりにファルコが、威力偵察に巻き込まれただけだと白状した。

 

カヤの母に罪はなく、マーレの誰にも個人的な恨みなどなく、ただ運悪く殺されただけだと答えた。

 

 

真実だけを知りたかったカヤは、歪んだ教えを刷り込まれているだけの二人に怒りをぶつけることなく、ファルコが謝る必要はないと励ました。

著者名:諌山創 引用元:別冊少年マガジン2018年10号

 

 

 

ファルコは重い空気を変えようとしたのか、どうしてカヤだけ助かったのか訊ねた。

 

 

カヤを助けてくれたのは、今自分たちを育ててくれているブラウスの娘、サシャだった。

 

たった一本の斧で助けに来てくれた今のカヤより少し年上のお姉ちゃんは、母を殺されて絶望している少女に大きな希望を与え、生きさせるために走ってと声を荒げた。

 

その時から、カヤの憧れはサシャになった

著者名:諌山創 引用元:別冊少年マガジン2018年10号

 

 

サシャなら、例え二人がマーレ人だろうと助けるはずだと思い、それを行動に移しただけだった。

 

更にカヤは、レストランで働いているマーレ人に会わせるから、マーレに帰れないか相談すればいいと持ちかけた。

 

そこまでできるのも、憧れのサシャの背中を今も見ているからだった。

 

 

感想

進撃の巨人109話でした。

サシャ絡みになると、最近は泣いてしまう話が多いですね。

あの時の少女が二人も発覚し、それぞれに憧れの人を見習っている姿を見ると、世界中がこうであれと願いたくなります。

ハンジの調べるべきことや、ミカサの激しい頭痛など、気になる点が出てきましたが、果たしてサシャを殺したガビたちが、すんなり帰らせてもらえないでしょうね。

進撃の巨人を読むならこちら